2014年7月にニューデイリー経済によって報じられた、韓国での黒マグロ養殖本格化の事実とそのことに対する純粋な国産技術との発言…。
「えっ…、近畿大学が世界で唯一、確立した技術じゃないの…?」と思って調べていった結果、それよりも更にショッキングな噂が!
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黒マグロ養殖技術で韓国が特許を取得?
ん?…いやいやいや。流石におかしいでしょ…。パクられた上に、特許まで取られちゃうって…。
その噂の真相について知るべく、調べてみました。
紛れも無く近畿大学の養殖技術は世界初!でも…。
を見てみれば分かる通り、2002年に世界初となるクロマグロの完全養殖に成功した、とあります。
「じゃあ、なんで韓国にその技術が盗まれてしまったの?」
と思い、調べてみた結果、韓国の水産研究所と情報交換していたという事実が。
2008年8月7日の読売新聞によると、
韓国でのクロマグロの完全養殖実現を目指し、近畿大水産研究所(白浜町)と、韓国水産科学院済州水産研究所は6日、学術交流協定を締結した。近畿大は、韓国の国立全南大、マレーシアの国立サバ大と交雑種などの養殖の交流協定を締結しているが、クロマグロを対象にした海外研究施設との学術交流は初めて。
…とある。
上記のソース元はリンク切れのため直接確認はできないが、
を見てみると、海外提携校として紹介されているので確かな情報だろう。
そう考えると、韓国において養殖技術が確立してしまうのも納得である。
(盗まれる以前に、そもそも技術を流出させていたのだから…。)
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近畿大学は特許を取得していたのか?
韓国の特許取得の噂を聞き、近畿大学はもしや…と思い調べてみたところ、心配には及びませんでした。
しっかり、バッチリ取得されていました。【特許:第4005993号ほか】
また、2006年には「近大マグロ」で商標も取得されていたので、ブランドとしてもしっかり確立されています。
韓国の特許取得は本当なのか?
これにはまず、「特許」について知らなければならない!
と思い調べてみたところ、私が噂で聞いた「国際特許」という「世界共通の特許」は実際には存在しないことが分かりました。
そもそも、特許権というのは、ウィキペディアによると
特許権は国別(一部地域別)の独立した権利であり、それぞれの国(地域)で権利を主張するためには、その国(地域)ごとに個別に権利を取得する必要がある。
とあります。
つまり、国ごとに個別に権利を取得する、ということであれば韓国国内で特許を取得されたとしても、韓国内でしか通用しないということです。(逆に、日本においても同様)
なので、今後のビジネスとして、近大マグロを世界に輸出していくことがあったとしても、韓国の特許取得による規制などは、もちろん一切受けませんね。
技術を提供した日本側から見てみれば、韓国が「純粋な国産技術だ」と言うのは非常に遺憾ですが、国際的に問題がなければ、極論「勝手に言わせておけ」です。
世界的に見ても、どっちが冷ややかな目で見られるのは明白ですからね。
結局のところ、韓国が特許を取得したかどうかは不明ですが、「世界初のクロマグロ養殖技術を近畿大学が確立した」という事実が世界に周知されていれば、韓国が何と言っても問題はない、という結論に至りました。
最後に
今回、韓国のクロマグロ養殖技術について調べていたのですが、関連情報として色々なパクリ情報が出てきました。
率直な疑問なのですが、韓国には自重という言葉は存在しないのでしょうかね…?
なんだか少し悲しい気分になりました。
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