今年の高校甲子園で注目を集めていた、広陵高校の中村奨成選手。
22日の準決勝戦を終えた段階で、それまでの甲子園の最多記録であった打点と塁打、さらには本塁打数も自らの記録で塗り替え、野球関係者からは「個人で記録更新単独6冠も狙えるのではないか」との声も聞こえる。
そこで今回は甲子園で偉大な記録を残した全試合での【打率や成績】についてと、【高校通算本塁打数】、その他【中村選手と母のエピソード】についても書いていきたいと思う。
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中村奨成選手について
名前 中村奨成(ナカムラ ショウセイ)
生年月日 1999年6月6日(18歳)
出身 広島県廿日市(はつかいち)市
ポジション 捕手
身長 182cm
体重 77kg
投打 右投右打
高校 広陵高校
中村奨成選手が野球を始めたのは小学校1年生の時から。
小学校3年生の時には現在のポジションであるキャッチャーをされておりました。
小・中と地元の学校に進学し、中学校時代には「大野シニア」というクラブチームに所属。
中学3年の時に県でベスト8に入るなど、徐々にその頭角を現します。
高校に上がる頃には相当な実力を持っていたのでしょうね。
高校1年春の県大会では背番号が20ながらもレギュラーを任され、1年の夏からは背番号2を常に身につけておりました。
中村奨成選手の最大の武器はその強靭な足と肩にあるとされ、50メートルを6秒0で走りきり、遠投では120メートルの距離を豪速球で投げると言われております。
周囲から大きな期待が寄せられるのも納得ですね!
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甲子園での成績や打率について!
甲子園での打率や成績については以下のようになっております。
現段階では準決勝戦までの成績ですが、決勝戦が行われ次第、随時更新していく予定です。
※決勝戦での結果も追記いたしました。(8月24日更新)
ちなみに、中村奨成選手が甲子園大会記録を塗り替えたのは、準決勝の段階で【最多本塁打】と【最多打点】、【最多塁打】の3部門。
決勝戦にて、3打数3安打が達成できれば【打率】と【最多安打】も記録を更新。
【最多二塁打】もあと3本で記録を更新します。
果たして、個人での記録更新6冠を達成できるのか…注目ですね。
甲子園6試合トータルの成績(決勝戦まで)
・28打数19安打【打率・679】
内訳:
本塁打6本(記録更新)
三塁打0本
二塁打6本
43塁打(記録更新)
17打点(記録更新)
結果をまとめると、今回記録を更新したのは3部門。
最多記録に並んだのは2部門だった。
記録更新【最多本塁打=6】【塁打=43】【打点=17】
最多記録タイ【最多安打=19】【最多二塁打=6】
甲子園での各試合の詳細について
1回戦:中京大中京
成績:5打数 4安打 3打点 本塁打2
2回戦:秀岳館
成績:4打数 3安打 3打点 本塁打1
3回戦:聖光学院
成績:4打数 3安打 4打点 本塁打1
準々決勝:仙台育英
成績:5打数 2安打 0打点 本塁打0
準決勝:天理
成績:5打数 4安打 7打点 本塁打2
決勝:花咲徳栄
成績:5打数 3安打 0打点 本塁打0
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高校通算本塁打は?
中村選手の高校通算本塁打について調べてみたところ、その数は現時点で44本であることが分かりました。
過去の選手の成績と照らし合わせてみると、決して上位に食い込む数字ではないですが、それでもすごい数を打っております。
ご参考までに、有名選手の過去高校通算本塁打数を挙げてみると以下のようになります。
・現マイアミ・マーリンズの鈴木一郎(イチロー)選手が19本。
・現読売ジャイアンツの監督を務める高橋由伸選手が30本。
・楽天イーグルスのオコエ瑠偉選手が36本。
・日本ハムの大谷翔平選手が56本。
・現タンパベイ・レイズの松井秀喜選手が60本。
ちなみに、高校通算本塁打の史上最多は今年の早稲田実業高校3年生の清宮幸太郎選手と神港学園高校時代に活躍した山本大貴さんが持つ、107本という記録になります。
スゴいですよね…。
中村奨成選手と母のエピソード!
中村奨成選手が母子家庭であったことは、ご自身がテレビの取材を受けた時に語られておりました。
これまで、母の啓子さんは正社員として働く傍ら、中村選手の練習に付き合ったり、試合の応援に駆けつけてきてくれたりと、献身的なサポートをしてくれていたそうです。
また、中村選手が高校に入学した当初、慣れない寮生活やレギュラーになったプレッシャーからかご飯が喉を通らない辛い時期があったとのこと。
そんな時、啓子さんは電話越しで涙をこらえながら中村選手を励ましていた…というエピソードもありました。
高校に上がるまで一番近くで頑張っていた姿を見守っていたからこそ、最後までやり遂げて欲しいという思いがあったのではないでしょうか?
そんなお母さんに対して、中村選手は感謝してもしきれない恩があるということで、ある1つの約束をされたといいます。
その約束というのが【甲子園でホームランを打ってプレゼントする】ということ。
多くの高校生が様々な思いを抱きつつ出場する甲子園において、中村選手の思いはひときわ強かったのでしょう。
【恩返しのホームラン】は1回戦の中京大中京戦で早くも実現されました。
第三打席に1本、そして第五打席にも1本放ち、合計2本ものホームランをプレゼントされたのです!
これには、お母さんも相当喜ばれたことでしょう。
辛い時期を乗り越えたからこそ、放つことができたホームラン。
中村選手も内心、ホッとされたのではないでしょうか?
しかしながら、中村選手の思いはその後も続き、2回戦の秀岳館戦と3回戦の聖光学院戦では1本ずつ、準決勝となる天理戦では2本のホームランを放つなど、気づけば甲子園の最多記録であった5本の本塁打を準決勝の段階で超えるという快挙を達成されておりました。
ここまでの成績を達成できた背景には、ご本人の努力はもちろんのこと、お母さんの支えやそれに恩返ししたいという強い気持ちがあったからでは…と思います。
その思いを胸に、今後も踏みとどまること無く記録を残してもらいたいですね!
以上、最後までお読み頂きありがとうございました!!
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