ヒアリとは?特徴や大きさを画像で紹介!見つけた時の対処法はコレ!

2017年の6月に、それまで日本にはいなかったはずのヒアリが初来日されてしまいましたね…。

7月7日の時点で正式に来日が確認された場所は5箇所(兵庫県の尼崎市と神戸市愛知県の弥富市大阪府大阪市住之江区東京都品川区大井埠頭)ですが、今後さらに広がる可能性もあるため注意が必要です。

 

そこで今回は注意すべきヒアリの特徴や大きさ、また、見つけた場合や刺された場合の対処法などについて書いていきたいと思います。

 

 

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そもそも、ヒアリとは?

 

そもそも、ヒアリって何なの…?

という方もいらっしゃると思うので軽く説明させていただきますね。

 

・ヒアリは南米原産の毒アリで、【刺されるとものすごく痛い】。

・刺された場合、人によって症状が重症化(呼吸困難、動悸、めまいなど)することはあるが、医療機関で適切な処置を受ければ【死ぬことはほとんどない】。

 

ヒアリについて色々と調べてみましたが、覚えておきたい点は上記の2点です。

 

報道で「強い毒を持っている」ことが強調されすぎていたせいか、刺されたら「アナフィラキシーショックであの世行き」みたいなイメージがあったのですが、実際にあの世送りになるケースは極めてまれとのことです。

 

というのも、2008年に出版された書籍『ヒアリの生物学―行動生態と分子基盤』に記載されていた情報によると、

 

アメリカでヒアリに刺される人は年間1400万人であり、毎年100人ほどが死亡している。

引用:ヒアリの生物学 行動生態と分子基盤 [ 東正剛 ]

とあります。

 

これはつまり、14万人の人がヒアリの被害を受けた場合、その内の1人が死んでしまうことと同じですよね。

確率で考えれば、0.001%未満にしか過ぎません。

なので、もし刺されてしまったとしても慌てずに、落ち着いて対処すれば大丈夫です。

 

 

ヒアリに刺された場合の対処法

 

対処法としては、刺されてから20分程度は安静にして様子を見ます。

症状が【痛みやかゆみぐらいの軽度のもの】で悪化する様子がなければ、緊急性は少ないので、ゆっくりと近くの病院を受診すれば問題ありません。

ちなみに、この場合は皮膚科になりますね。

 

しかし、【症状が急変した場合や激しい動悸やめまい、息苦しさを感じた場合】は何も考えずに、すぐさま救急車を呼んでしまうのがベストです。

その際に「アリに刺されたこと」と「アナフィラキシーショックの可能性がある事」を伝えられれば、到着後すぐに効果的な応急処置を受けられるので必ず伝えましょう!

 

また、自分でできる応急処置としては、

刺された傷口をキレイな水で洗い流し、冷やすことが挙げられます。

ハチに刺された場合の処置と同じですね。

ですが、キレイな水が無いからといって、傷口におしっこをかけたりはしないでくださいね。

雑菌が入ってしまい余計に悪化する可能性があるので絶対にNGです。

 

 

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ヒアリの特徴や大きさを画像で紹介!

 

ヒアリの特徴や大きさについて簡単にまとめると、以下のようになります。

 

・体色はつやつやとした赤茶色。

・大きさは2.5mm~6mmで、行列を作りエサに集まる。

・巣は直径が25cm~60cm、高さが15cm~50cm程度で、こんもりとしたドーム状の形をしている。

・お尻に毒針を有しており、これに刺されると激しい痛みを感じる。しばらくすると、水疱(すいほう)ができて腫れる。

 

…と、こんなところですね。

日本には、ヒアリほど大きな巣(アリ塚)を作るアリはいないので、大きな判断材料の1つになりますね。

 

ヒアリの画像

引用:https://lpt.c.yimg.jp/amd/20170630-00000070-asahi-000-view.jpg

 

 

ヒアリの巣

引用:http://love-tabi.com/wp-content/uploads/2017/06/nest-3.jpg

 

 

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見つけた時の対処法はコレ!

 

自分の家の近所でヒアリっぽいアリを見つけたら、どうしたら良いのでしょうか?

 

一番の対処法は、決して自分で駆除しようとしたりはせずに、

まずは各地域の地方環境事務所に連絡するようにしましょう。

 

襲われる可能性があるからといって駆除しに行ったつもりが、

逆に駆除されてしまった…なんてことになったら大変ですからね。

 

地方環境事務所の連絡先については、管轄地域によって違うので下のリンクから確認してみて下さいね。

→【地方環境事務所 連絡先一覧

 

ただ、どうしても自分たちで駆除しなければならなくなった場合は、

市販で売られているベイト剤(毒エサ)を購入して使うのが、一番安全で効果的な対処法だと思います。

 

というのも他の対処法として、

巣の周辺に「熱湯」や「殺虫用の液剤」を直接かけるといった方法もあるのですが、

巣の内部にいるアリを全滅できない(熱湯の場合)ことや、

強力過ぎる故にアリ以外の生き物にも被害が出てしまう(殺虫用の液剤)ことを考えると、

ベイト剤が一番効果的で安全なのです。

 

速攻性は期待できないですが、巣の周辺に置いておくだけで、巣ごとアリを全滅させることができるのでとってもオススメですよ。

 

以前、筆者の庭に普通のアリが大量発生した際に、このベイト剤を使ってみたのですが、大体1ヶ月ぐらいで見事にいなくなりましたからね。

すごく効果的だったんだな…と思います。

(ちなみに、当時使ったのは【アリの巣コロリ】でした(笑))

 

 

他のブログでも紹介されておりましたが、

もし、設置してからしばらく経ってもベイト剤が減らないようであれば、強制的にアリを誘導させるために少量の砂糖水をかけてみるのが良いですね。

 

最初はブワッと集まってきますが、そのうちスッといなくなります。

とっても素敵な魔法なので、ヒアリ以外でもアリに困っている方がいたらぜひ実践してみてくださいね!

 

 

ヒアリの天敵について

 

ヒアリの天敵について、一時期「日本のアリが天敵になる」みたいなことが言われておりましたが、調べてみたところ正確には天敵にもなりえないことが分かりました。

専門家によると、日本のアリとヒアリを「攻撃性」や「毒の強さ」、「繁殖能力」で比べた場合、いずれにおいてもヒアリの圧勝で終わるとのことです。

…では、本当のヒアリの天敵とは何なのか?

それについては、別の記事にまとめておきましたので、もしよろしければご参照下さい。

 

→【ヒアリの天敵は日本にはいない!在来種のアリが負ける理由とは?

 

まとめ

 

記事で紹介した有益な情報について、まとめておきますね。

 

・ヒアリの毒は強力だが、死ぬことは殆ど無い!

・ヒアリの特徴はつやつやした赤茶色で、大きさは2.5mm~6mm程度。

・巣はこんもりとしたドーム状になっている。(土に巣を作っている場合)

・刺された場合の対処法は、まず安静にしてその後の症状により判断!重度の場合はすぐに救急車を呼ぶこと!

・ヒアリを見つけた場合の対処法は地方環境事務所に連絡!

・オススメの駆除方法はベイト剤(毒エサ)

 

以上、最後までお読み頂きありがとうございました!!

 

 

コメント

  1. 質問です。 より:

    愛媛県って書いてるけど?
    あってんの?愛知県ちゃうん?

    • センスが皆無な人 より:

      サイトへのご訪問&コメント、ありがとうございます!
      すみません…記事が間違っておりましたね。
      仰る通り、正しくは愛知県でございます。

      ただ今、該当部分を修正いたしました。

      ご指摘、深く感謝いたします。

  2. minoru より:

    近所の「ななかまど」の木の根元に、「このへんでは見ない小さいアリ」の巣があります。ものすごく小さいアリです。巣の高さは2cmくらいで、高さはないように思います。他のアリより巣を壊したときの密度が高いです。ヒアリでしょうか?

    • センスが皆無な人 より:

      コメントありがとうございます!

      ものすごく小さいアリとのことでしたが、大きさが2.5ミリ未満のアリであればヒアリでは無いと思います。
      また、色についてですが、赤褐色でなければヒアリではないと断定していただいて大丈夫です。

      ちなみに、ヒアリは巣を壊した時に集団で襲い掛かってくる習性があるので、
      そういった反応が見られなければヒアリでは無いと思われますね。

      もし、心配であるならば、巣の周辺にいるアリを数匹だけで良いので熱湯をかけて殺し、
      毒針に十分気をつけた上で【軍手】や【手袋】、【ピンセット】などで採取した後に
      注意深く観察してみることをオススメいたします。

      日本にいる在来種のアリでも赤褐色のアリは何種類かいるので、
      色が赤褐色だからといってすぐに断定するのではなく、
      記事の中で紹介している画像の特徴と照らし合わせて判断してみるのが良さそうですね。

      もし、それでも分からないようでしたら、
      Twitterにてアリに詳しい専門家の人と思われる【ヒアリ警察】さんという方がいらっしゃいますので、
      そのアリの画像を判別していただくのがよろしいかと思います。

      お役に立てず、申し訳ございません。m(_ _)m

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