無料マンガアプリ「comico」が炎上しているようですが、調べてみたところ、以前から複数の作家さんとの間で問題を起こしていたことがわかりました。
今回は「comico」が炎上する発端となった、ささき先生の事例の他に、あさだ先生や七木先生、米と書いてめーとる先生の事例も合わせて書いていきたいと思います。
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comicoが炎上した経緯について
comicoが炎上するきっかけとなったのは、ささき先生がTwitterで呟やかれた衝撃的な発言からでした。
「comicoに金銭を騙し取られた」とありますが、どういうことなのでしょうか?
ツイートの続きを見てみると、このようなことが書いてありました。
これらのささき先生の発言をまとめてみると、以下のようになります。
・comico側のノベル作品を漫画化して欲しいと依頼された際に、原作となるノベル作品は課金して読むよう命じられたものの、その分のお金が返されなかった。
・comicoのサイトにて、「原稿料は1本5万円」という明示をしていたのにもかかわらず、契約の段階になって「1本3万円」に値切られた。(原稿料さえ、まともに払ってくれない。)
・原稿料を払えない理由として、作画の量をさらに増やすよう求められた。
さらには、これらのツイートを削除しなければ訴えると警告してきたといいます。
これが本当だとしたら、相当ヤバイですよね…。
自分たちにとって不都合なことは全て消させる。
そんな「闇」の部分を垣間見てしまったような気になります。
当初は強気だったささき先生も、現在では一連のツイートを全て削除し、謝罪されておりました。
comicoの件では色々お騒がせしました。
私個人がどう解釈していたかに関わらず、 comicoからすれば私の発言は事実と異なるツイートでした。
認識違いにより一方的に comicoを貶めるツイートをしてしまい、すみませんでした。— ささき (@sasaki_jajka) 2017年12月27日
これを見て、ささき先生の他にも泣き寝入りしている作家さんが多いのではないか…と思い、調べてみたのですが、案の定いらっしゃいましたね。
次からは、その方たちの事例について紹介していきます。
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ささき先生の他にも犠牲者がいた!
ささき先生の他に犠牲者がいないか調べてみた所、公言されていた作家さんが3人いらっしゃったことが分かりました。
順に紹介していきますね。
あさだ先生の場合
以前comicoで『陽だまりのありか』という作品を連載されていたあさだ先生が、comicoとの間に起こったトラブルについて言及されておりました。
自分が思い描いていたストーリーやキャラクターを勝手に変えられていくのは、作家さんにとってどれだけ辛いことなのか…。
読んでいて胸が痛くなることが綴られておりました。
自分の目の前で、自分の創ったキャラクター、ストーリーが違うものになっていくのは辛かったです;;
— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
連載が決定して、本編も3話まで納品済みの状態で。
連載予告が出る3日前になって急に担当の編集からタイトルの変更を命じられてしまって…。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
代案を出すも編集の案のタイトルをごり押しで決定された挙句、全体の話の流れも作品テーマも変えられてしまい、キャラの性格もエピソードも滅茶苦茶にされて、納品済みの話にはってあった伏線も「そんなのどうでもいい」の一言でバッサリ切られてしまいました…。
— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
気付けば何一つ自分の要素のない、でも自分の名前が載ってる何かになってしまいました;
作品を汚されたような気持ちでいっぱいで、すごく、苦しくて。
正直、見るのも吐き気がする状態でした。
でも、読んでくれる、応援してくれる読者さんを前に投げ出すことは絶対しないと、— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
どうしても譲れない部分はきちんと戦わないと、と決めていました。
本連載が始まっても度重なる編集のゴリ押し…。
向こうが100%希望しているものにならなければ、締め切り2日前でも全没はザラでした。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
自分の目の前で、自分の手で、どんどんグチャグチャになっていく私の作品。
悔しくて、悲しくて、辛くて、、、。
完全に心が折れてしまったのは9話目の打ち合わせ電話。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
それまでキャラの性格に矛盾した行動や、キャラ一人一人の今後のエピソードを壊してしまう様な展開を指示された時、意見していましたが、
「言うとおりに描け」の一言で、自分の中で何かがプツンと切れてしまいました。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
それからは言われるがまま、それに耐えるのがやっとです。
でも、話になるべく矛盾を持たせない様に。
これはせめてもの、読んでくださる読者さんへの、最低限守らないといけない礼儀だと胸に刻んでいました。— あさだ (@0asaasa0) 2017年9月16日
七木先生の場合
comicoにて『いじめられっこの俺がクラスごと異世界転移した』というノベル作品を連載されていた七木先生に至っては「もう関わりたくない」と明言されております。
よほど、嫌な思いをされたのでしょうか…。
こちらの件につきまして、今から5つほどツイートをさせていただきます。https://t.co/WHNazNqRNS #comico
— 七木 (@nanakicomico) 2017年3月7日
まず、読者様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
「別の場所で作品の掲載を」というご意見が出るとは思いますが、現在comicoさんに作品の独占権があるのでできません。
そして、comicoさんとはもう関わりたくないのでcomicoチャレンジでの掲載も難しいです。— 七木 (@nanakicomico) 2017年3月7日
条件の変更について、詳細をお話することができず申し訳ありません。
私は「以前の条件のままであれば継続できます」と伝えましたが、comicoさんが「それはできない」と言ったのです。
また、先週の休載も私の意志ではなく、今週の作者コメントはcomicoさんのチェックが入っています。— 七木 (@nanakicomico) 2017年3月7日
先週、何度も更新するよう求めましたが、断られ休載になりました。
それでも沈黙を守りツイッターを動かさなかったのは「私が何か言えばcomicoさんが困るだろう」と配慮したからです。
しかしその後も色々なことがあり、作者コメントも修正させられ、堪え続ける意味が分からなくなりました。— 七木 (@nanakicomico) 2017年3月7日
45話作者コメントの4段落目も最初は「すべて消すように」言われました。拒否したら「『最後までのプロットを立てていた』という文を消すならOK」と言われました。「この内容を書くように」と強く求められた言葉もあります。
私はプロットも立てていたし、55話まで入稿準備もしてありました。
— 七木 (@nanakicomico) 2017年3月7日
今後、法的な対処が必要な場合と何らかの問題があった場合は、ご報告にあがることもあるかと思います。
それ以外で表に出るつもりはありませんので、私と同じHNや似たタイトルの作品があったとしても別の方です。
今までありがとうございました。そして読者様には本当に申し訳ありません。
七木— 七木 (@nanakicomico) 2017年3月7日
米と書いてめーとる先生の場合
comicoで『ナルどマ』という作品を連載されていた、米と書いてめーとる先生に関しては【無許可で自分の作品をアニメ化された上に、低クオリティに作成され、連載終了に追い込まれた】とされております。
アニメが放送されてたのが2015年のことなので、この当時から見えない問題がちょこちょこ起こっていたのかもしれませんね。
ごめんなさい。だめでした。がんばってがまんしようとしたけどだめでした。たちなおれませんでした。やくにたたなかったわたしにやさしいことばたくさんありがとう。きたいをうらぎってごめんなさい。
— 米と書いてめーとる (@kometokaite) 2016年4月17日
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comicoの炎上に学ぶべきこと
今回のcomicoが炎上したことを受けて、『復讐教室』や『悪食のマリア』などで知られる要龍先生がTwitterでこう仰っておりました。
Comicoは漫画家業界にいて本当に悪い話しか聞いたことないのでデビュー目指してるアシさん達には「声かけられても絶対に乗るな」と言い聞かせてあるのだけど、恐らく何もわからない人にpixivとかで声かけてんだろうから周知徹底しないとだよ。
— 要 龍 (@Kaname_Dragon) 2017年12月27日
業界においては結構な有名なお話だったようですね…。
もちろん、comico内部でも担当者様によって対応の違いはあると思います。
ですが、これらのことを念頭に、今後comicoでのお仕事を新しく引き受ける際には少し注意されたほうが良いかもしれません。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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