最近では、国会議員の発言の中で見かけることが多くなった「忖度する」(そんたくする)という言葉。
日常会話で使われることはほとんどないので、この言葉の意味と使い方を完全に理解している人はあまりいらっしゃらないのではないか…と思います。
そこで、今回は「忖度する」という言葉の意味と正しい使い方について、紹介していこうと思います!
まぁ、言葉の意味なので、「あぁ…そうなんだぁ…。」ぐらいで終わってしまうと思いますが…(^_^;)
豆知識程度に覚えておいても損はないと思います!
それではいってみましょ!(=^・^=)
※2018年3月14日に【忖度する(そんたくする)の一般的な使い方】について追記いたしました。
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忖度する(そんたくする)の意味!
辞書で「忖度」の意味を調べてみると、
【忖度】そんたく(名詞)
他人の気持ちをおしはかること。推察。
引用:大辞林
…と出てきます。
つまり、この【忖度】という名詞に「する」をつけて、動詞となったものが【忖度する】という言葉になった、ということになりますね。
【批判】や【回避】という言葉も名詞ですが、これに「する」をつけると【批判する】や【回避する】といった動詞になるのと同じですね。
さて、【忖度する】という言葉について、さらに深く意味を調べてみると、「おしはかる」という言葉が出てきました。
これについても意味を調べてみると、
【推し量る】おしはかる(動詞)
ある事柄をもとにして他の事柄の見当をつける。推測する。推量する。
引用:大辞林
…とあります。
以上をまとめると、【忖度する】の意味は、
【(他人の気持ち)を察する、を推測する】という意味になりますね!
次に使い方を見ていきましょ!(*^^*)
忖度する(そんたくする)の使い方!
・彼氏の真意を忖度して結婚した。
・彼女の意向を忖度して、夕食の準備をしておいた。
・子供の希望を忖度した結果、夕食はカレーライスになった。
…というカンジですね!
日常会話で使おうとすると、かなり堅苦しい雰囲気になります。
なので、仮にこの言葉を使おうとする際は、相手の気持ちを忖度して適宜使うようにしてくださいね!(・∀・)
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忖度する(そんたくする)の一般的な使い方
上述させていただいた通り、「忖度する」の正しい使い方は「~を忖度する」というように、「を」が入ります。
しかし、最近の使い方としては「~に忖度する」というように、「に」を用いて使うケースの方が一般的になってきているように感じました。
この場合の「~」の部分に入る言葉は「他人の気持ち」に限定されず、「自分以外の名詞」でしたら何でも使えるようになります。
いくつか例文を出してみると…。
・メディアに忖度する政治家。
・大企業に忖度した結果、親密な関係になった。
・役人に忖度したことから重大な問題に発展した。
・環境に忖度すると、火力発電より風力発電だ。
・奥さんに忖度しても、お小遣いは増えなかった。
…というカンジですね。
この場合の意味としては、【~のことを思いやる、~に配慮する】という言葉で置き換えて頂ければ、分かりやすいかと思います。
本来の意味とは少し異なりますが、このような使い方もあるんだなぁ…というぐらいに考えて頂ければOKです。
また、この記事と似たような内容になりますが、【忖度】と似たような意味を持つ【斟酌(しんしゃく)】という言葉についても説明している記事がこちらになります。
もしよろしければ、ご参照下さい。
→【忖度の意味とは?辞書と例文で分かりやすく解説!斟酌についても!】
最後までお読み頂きありがとうございました!!
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