木村花さん逝去の裏側?「テラスハウス」側の問題と今後の課題!

人気番組「テラスハウス」に出演していた木村花さんが自ら命を絶ってしまった事件について、原因とされている誹謗中傷についてばかり議論がなされておりますが、番組の制作サイド…「テラスハウス」側に問題はなかったのでしょうか?

 

 

今回は木村花さんの逝去の裏側に潜む問題点と今後の課題について書いていきたいと思います。

 

 

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木村花さん逝去の裏側に知られたくないメディアの本音?

 

 

 

2020年5月23日未明。

木村花さんが自宅で逝去してしまったことをきっかけに、世間ではその原因の1つとされている「ネット上における誹謗中傷」に焦点が当てられております。

 

事件前、彼女に寄せられた辛辣な意見は1日に100件近くもあったとされており、のちに削除された本人のSNS投稿には「傷ついたのは否定できなかった」という言葉ともに、血だらけになった手首の写真が添えられていたことを考えると、本当に胸が締め付けられる思いになります。

 

 

これに対し、主要なメディアは直接的な原因とされている「誹謗中傷の内容」や「SNS上の問題点」を指摘・報道しているのですが、ネット上で同時に問題視されている「テラスハウス側の責任」について取り上げているところはほぼ皆無です。

 

 

確かに、事件との直接的な因果関係が認められない以上、大々的に取り上げることはできないのかもしれませんが、制作サイド側の対応に問題はなかったのかという疑問の声が上がっている以上、これについて全く議論されないというのもおかしな話だと思われます。

 

 

昔からそうかもしれませんが、自分たちにとって都合の悪いことは報道しない───最近話題になっている「黒川弘務検事長の賭け麻雀問題」についてもそうですが、辞職した黒川検事長を批判する記事は多くても、一緒に卓を囲んでいた「朝日新聞社の社員」と「産経新聞記者」を問題視する記事が圧倒的に少ないのも、そんなところだろうと推測されますが。

 

 

…閑話休題。

 

ここで疑問視されている「テラスハウス側の問題」について、いくつか取り上げますと、

 

 

・テラスハウスでは冒頭で「台本は一切ない」と謳うが、出演者に対して演出や展開を要請する(示唆するような)場面はなかったのか?

 

・木村花さんが炎上するきっかけとなった「コスチューム事件(※)」が放送された後、『“コスチューム事件”その後』というタイトルでvol.1~3の三部構成の未公開動画がYou Tubeに挙げられたが、この動画を公開する前から木村花さんが炎上していることを分かっていたのにも関わらず公開に踏み切ったことから、制作側が暗に炎上させることを狙っていたのではないか?

 

・番組を放送するのにあたって、特定の出演者が際立って悪く映るように編集されていたのではないか?(弁解の余地が考えられるシーンもカットされていたのではないか?)

 

など、様々な疑問が見られました。

 

あくまでも、これらの意見は現時点において疑問の範囲内に過ぎませんが、こういった番組の性質上、話題性は番組の閲覧数に直接響くものですから、制作陣による多少の演出はあったのではないのかと疑わざるを得ません。

 

 

恋愛リアリティー番組の裏側にある事情をもう少しオープンにしていれば、もしくは番組として出演者を誹謗中傷から守る体制が整備されていれば、炎上もここまで激化しなかったのではないか…?

 

 

長年続いていた人気番組なだけに、過去に起こってきた問題や経験を活かせなかったことが悔やまれます。

 

 

※コスチューム事件の内容についてはこちらの記事で紹介しております。

木村花さんへの誹謗中傷の内容とは?犯人の証拠隠滅で事件はどうなるのか?

 

 

 

 

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テラスハウスの問題に若手芸人も言及していた

 

テラスハウスの問題に関しては、若手コンビ芸人『ニューヨーク』のツッコミ担当、屋敷裕政さんも自身の公式You Tubeチャンネルの中で言及しておりました。

 

屋敷さんいわく、上記番組を「面白い」と評しながらも、かつて同番組にMCとして在籍していた『チュートリアル』の徳井義実さんが降板して以降、番組内の空気が悪くなったことを指摘。

 

この要点について簡単にまとめると、

 

・当初、MCを務める南海キャンディーズの山里亮太さん、チュートリアルの徳井義実さんの絶妙なトークバランスでテラスハウスは成り立っていた。

 

・徳井義実さんが降板した後、山里亮太さんの少しトゲのある発言を制止する人が不在になってしまった。

 

・結果的に番組全体の流れとして、山里さんの発言に乗っかるような空気になってしまっていた

 

 

この問題について、前述の屋敷裕政さんは2月の時点で以下のように語っております。

 

 

 

屋敷はかなり番組の空気にウンザリしているようで、その後も「俺もう嫌やねん そんなテラスハウス!」と叫ぶように吐露。「干されるの覚悟で言うわ。『テラスハウス』に牙剥くけど」「『誰が得すんねん!』って番組になってきてる。みんなたたかれんの」などと苦言を連発し、参加者をたたく一方でフォローもしないスタジオ出演者たちを引き続き批判していく。

 

 

さらに批判は制作サイドにも及び、「盛り上がるから、ボロカスに言わそうとしてる部分もある。編集が。悪く見せようと」とも発言。「しんどいのよ今の『テラスハウス』!」「今の『テラスハウス』良くないですよ。本当に弱い者いじめに見えるときもあるし」と疑問を呈し続け、「このままだと誰も『テラスハウス』に出んくなるよ」「このままじゃ番組終わるんじゃないですか?」と、番組存続の危機さえにじませていった。

 

 

引用:『テラハ』問題を“完全予言”していた芸人「干されるの覚悟で言う」(まいじつ)

 

 

 

 

今となっては、その予言も的中寸前のところまで来ている。

 

 

 

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テラスハウスを含めたリアル系番組の今後の課題

 

これまで「テラスハウス」という番組を通して有名になった人、幸せを掴んだ人、芸能界で活躍するようになった人、色んな人がいると思います。

 

多くの人が携わってきた番組だから、なくなってしまうというのは辛い。

そう思う人も一定数はいらっしゃるかもしれません。

 

 

ですが、番組の放送をきっかけに起こった炎上に関して、制作サイド側で出演者をフォローするということもなく、結果として帰らぬ人となってしまったことは重く受け止めなければいけない事実だと思います。

 

 

現時点(2020年5月27日)において、今回の件に関して番組側に非があったのかどうかまでは明らかになっておりませんが、こういった「ありのままのリアルを重視する番組」においては、過度に特定の出演者を悪者に仕立て上げないこと、多少の演出が含まれていることを注釈で入れる、出演者が何かしらで炎上してしまった場合は番組として対応するなど、再発防止に向けた対策をとってほしいと願うばかりです。

 

 

今回のような痛ましい事件を繰り返さないためにも。

 

 

また、番組制作側には「何も問題はなかった」と証明できるよう、しっかりと放送倫理・番組向上機構(BPO)による調査を受けていただきたいものです。

 

 

 

木村花さん逝去の裏側まとめ

 

最後に今回の記事における要点についてまとめておきます。

 

・木村花さんの事件の直接的な原因となったのは「ネット上の誹謗中傷」とされているが、その炎上の発端となった番組「テラスハウス」の制作サイド側に責任はないのか…という疑問に関して。

 

・テラスハウスの問題に関して、コンビ芸人『ニューヨーク』の屋敷裕政さんが事件発生以前から指摘していたことについて。

 

・今後の「リアル系番組」が抱える今後の課題について。

 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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